知っておきたい女性の冷え性対策

女性に多い冷え性対策について紹介しています。体の内側からの対策、そして外側からの対策、両方上手にやっていきましょう。

オフィスの冷え対策にカイロと湯たんぽ

オフィスのクーラーが強力で、自分の身体が発する熱だけではとても足りないというときは、カイロや湯たんぽなどの人工的な熱源で冷え対策をしましょう。

・湯たんぽ
段ボールや毛布などの中に湯たんぽを仕込んでおけば、ただ足を入れるだけでポカポカと温まってきます。
靴を脱いでも良い職場であれば、靴下だけで温まればより効果的です。
お湯を勝手に使うと注意される可能性がありますが、電子レンジでチンするタイプの湯たんぽならば、持ち込みさえ可能ならば使えます。
ただし、この場合も電気代はかかりますので、上司に使ってもよいかどうか相談してみてください。

○カイロ
足先は湯たんぽで温めますが、手先はカイロで温めると良いです。
使い捨てのカイロでしたら、すぐに入手して持参できます。
ポケットに入れておき、正時を合図に取り出して指先を温めますが、クーラーが効きすぎて冷えがひどい場合には、ハンカチなどにくるんで机の上に出しておき、常に触っている状態にした方が良いでしょう。
慣れてきたら、充電式の小型カイロも発売されているので、使い捨てから切り替えるのもいいですね。

ほかにも、変わり種の冷え対策グッズがあります。

○USBあったかマウス
常にマウスを使って仕事をしている人にオススメです。
手先の冷えはかなり防げそうな気がします。

○USBカップウォーマー
冷え性に冷たい飲み物は禁物ですが、これがあればいつでも温かい飲み物が飲めますね。

仕事に集中できるように、さまざまな便利グッズを使ってオフィスの冷えを撃退しましょう。

体の中から冷え性を改善するには、やっぱり養命酒
養命酒 効果

 

 

段ボールやひざかけで冷え対策

冷たい空気は下へ落ちていく性質があるため、オフィスでもデスクの足下にクーラーの冷気が溜まっている場合があります。

 

冷え性の人にはかなり辛い環境です。

そこで、足下の冷え対策として、段ボールとひざかけを紹介します。

 

・段ボール
段ボールというと、何となく貧乏臭いイメージがありますね。
でも、オフィスには段ボールがたくさんありますし、床に敷いているだけなら意外に目立たないものです。
段ボールには遮熱効果があるので、デスクの下に段ボールを敷いておくだけで、足下からゾクゾク寒気が上ってくることはなくなります。
また、段ボールを筒状にしたものの中に小さい毛布を入れ、足を入れておけば、足先を温めることもできます。
ただし、オフィスに段ボールを持ち込んでよいかどうか、靴を脱いで良いかどうかなど、上司にあらかじめ確認しておくことをお忘れなく。

 

・ひざかけ
古典的な防寒グッズですが、未だに人気が衰えないのは効果ありという証拠でしょう。
足先の冷え対策は段ボールと毛布に任せるとして、ひざかけの仕事は太ももやふくらはぎを温めることです。
USB接続の電気ひざかけも発売されているようですが、こちらもUSB電源を使ってよいかを上司に事前に尋ねましょう。
ひざかけには、長方形の普通タイプ、足下が閉じている寝袋タイプ、はいたまま歩ける二本足タイプなど、いろいろな形のものがありますので、仕事内容に応じて選んでみてください。
長いタイプのひざかけには、腰まで覆うことができるものもあるので、クーラーによる冷えなどが原因で腰痛がある人にはオススメします。

 

重ね着で会社でも冷えない!

オフィスのクーラーやヒーターは調節が難しく、季節を問わず寒い場所が必ず数ヶ所はあります。

 

そこで、オフィスで冷えないための対策の一つとして「重ね着」を紹介します。

オフィスで着ることを考え、重ね着をしていても目立たないものを取り上げます。

 

・保温インナー
薄くて保温性能の高いインナーが各社から発売されています。
温かさは衣服の厚さには関係なく、何枚重ねたかで決まりますので、薄手のインナーをたくさん重ねることで、空気の層を何重にもつくりましょう。

 

・スカーフやショール
今はかなり大判のスカーフが売っているので、スカーフを1枚持っていれば、クーラーが効きすぎているときなど首回りや襟元に巻いて保温できます。
ショールは襟元から肩にかけて放熱を防ぎますが、頭全体を包むようにかぶると、頭頂部からの放熱も防ぐことができるので便利です。

 

・腹巻き
内臓冷えへの対策には、腹巻きが必須アイテムです。
腹巻きもインナー同様薄くなってきていますし、色柄もカラフルなものが増えました。
服の下に着ていれば分からないので、思い切って腹巻きを巻いて出社してみましょう。

 

・パンツスタイル
パンツスーツの女性も珍しくなくなりましたので、冷え性の人はスカートよりもパンツスタイルを選ぶようにすると良いです。
制服などでスカートをはかざるをえないときは、スパッツなどを下に重ねばきして、放熱を防ぐとよいでしょう。

 

・レッグウォーマー
ふくらはぎを温めると、足先が冷えなくて済みます。
レッグウォーマーやひざかけなどを活用し、靴下も長めのものを重ねばきするようにしましょう。

 

冷房病とは何か?原因と対策

冷房病という言葉をご存じですか?

 

クーラーが強く効いた場所に長くいると、自律神経の働きが悪くなり、自分で身体の体温を調整できなくなってきます。

 

私たちの身体は、夏は血管を拡張して熱を逃がし、冬は血管を収縮させて熱を溜めるようにできています。

しかし、クーラーで涼しくなった部屋にいると、身体は今が冬だと勘違いをしてしまい、血管を収縮させてしまいます。

その状態で外に出ると、外気温は暑いため、身体は急いで血管を拡張しようとします。

これを繰り返しているうちに、身体は今が夏だか冬だか分からなくなってしまうのです。

 

では、冷房病への対策はどのようにしたらよいのでしょうか。

なるべくクーラーに頼らない生活をすることはもちろんですが、使う場合でも設定温度は外気温より2度高い温度にするようにします。

冷気は下に溜まりますので、靴下の重ねばきで足を守りましょう。

身体の中から冷え性を改善する対策として、食べ物や飲み物があります。

暑いからといって冷たい飲み物をがぶ飲みしないようにし、夏でも温かい飲み物を飲むようにします。

色の薄い食べ物や南国の果物などは、身体を冷やすので控えるようにしましょう。

また、アイスは口の中で溶かすようにして食べるようにします。

 

冷房病を改善するための環境を整えたら、運動で自律神経を整えていきましょう。

冷えは血流の悪さから引き起こされるので、運動で交感神経を刺激して血液を体内に循環させます。

20~30分程度のウォーキングを続けることが理想ですが、難しければほんの10分程度の散歩だけでも構いません。

毎日歩くことで、自律神経が働き方を思い出してくれるのです。

 

 

 

冷えに効く温めポイントを重点的に温めましょう

寒い時期になると、さまざまな防寒グッズが店頭に並びますね。

 

これらの防寒グッズは、クーラーの冷えから体を守るための対策にも使えます。

ただし、冷えを防ぐために効果的な部位がありますので、それらの部位を重点的に温めるとよいでしょう。

 

まず、「首」「手首」「足首」の3つの首です。

血管が太く、外気やクーラーなどの冷たい風に直接あたるため、熱を逃がしやすく冷えやすい部位です。

 

・首
簡単に思いつくのは、マフラーですね。
首そのものから熱が発散するのを防ぐだけでなく、襟元から体熱が逃げていく煙突効果も防ぎます。
ほかにも、タートルネックのシャツを着る方法もあります。

 

・手首
夏でも長袖を着るようにすると、手首を冷気から守ることができます。
また、日焼けを防ぐために長い手袋を着用する人が増えてきましたが、これも防寒用として使えます。
リストバンドなど手首のみを隠すものよりも、腕全体を覆う衣服が良いようです。

 

・足首
タイツやストッキングをはくか、トレンカを着用して、足首まで覆うようにしましょう。
靴下やレッグウォーマーを重ねばきすれば、より効果的です。
ほかに温めたい場所として、「ふくらはぎ」「お腹」があります。

 

・ふくらはぎ
足先のすぐ手前にあるふくらはぎを温めれば、血液が温かいうちに足先へ送ることができます。
お風呂上がりには、レッグウォーマーなどで保温しておくと良いでしょう。

 

・お腹
お腹が冷えていると、末端に送るはずの血液を使って温めようとするため、手足も冷えてしまいます。
腹巻きなどでお腹を保温してから、末端の冷え対策をするのが順当でしょう。

 

 

 

体を温めるツボを指圧して冷え性対策!

手足やお腹が冷えきっていて辛い人は、対策として体を温めるツボを押してみてはいかがでしょうか。


冷え性の主な原因はクーラーのかけ過ぎなどによる血行不良ですが、ツボを指圧することで血液の循環が良くなるので、冷え性対策にオススメします。

 

手足の冷えに効くツボは5つあります。

 

1.三陰交(さんいんこう)
足の内側、くるぶしから指4本分上にあり、女性の生理痛や生理不順などにも効くツボです。
両手の親指を揃えて痛みを感じる程度にゆっくり押します。

 

2.八風(はっぷう)
足の甲部分、各指の付け根の間に表裏合わせて8つあり、足先の冷えに絶大な効果のあるツボです。
親指と人差し指で足指の間をつまみ、引っ張るようにして刺激します。

 

3.湧泉(ゆうせん)
足の裏側、土踏まずの上の中央にあり、足指を曲げると軽く凹む場所にあり、ストレスや内臓冷えなどに効果的です。
両手の親指を揃えて強く押しますが、青竹やゴルフボールを踏むだけでも刺激することができます。

 

4.太谿(たいけい)
足の内側、くるぶしの頂点からアキレス腱の方向になぞっていくと軽く凹んだ場所にあり、黒ずみやシミなどにも効くうれしいツボです。
3秒押して3秒離す動作を繰り返し、リズミカルにマッサージします。

 

5.太衝(たいしょう)
足の甲部分、親指と人差し指の骨が合う場所にあり、脚のむくみを解消して美脚に導きます。
太谿同様、リズミカルに指圧します。

 

ツボを押す前に入浴して身体を温めるようにし、クーラーは設定温度を控えめにしましょう。

なお、体調が悪かったり、妊娠している場合は、ツボ押しを控えるようにしてください。

 

 

 

冷え性対策は、生活リズムを整えることから

食事や運動、入浴、重ね着、クーラーの調整などは、冷え性対策としてよく挙げられるものですが、どんなに対策を講じても、生活リズムが整っていなければ表面上の冷え取りだけで終わってしまいます。

 

生活リズムの改善は、冷え性の人にとって欠くことのできないものなのです。

 

起床後は誰でも体温が低いものですが、起きて体を動かすことで、徐々に体温が上がり、活動できる状態になっていきます。

しかし、生活リズムが崩れていて朝起きることができずにいると、体温を上げるチャンスを逃してしまうため、低体温のまま一日を過ごすことになります。

このような日が続くと、自律神経に乱れが生じ、本格的な冷え性になってしまうのです。

 

では、具体的にはどのようにして生活リズムを改善すればよいのでしょうか。

私たちの生活は、朝・昼・夕・夜という時間の流れから成り立っています。

朝陽を浴びて目覚め、昼は活発に動き、夜は静かに眠るのが、生活の自然な流れです。

この流れに身体を戻すために、それぞれの時間帯で決まったことを行いましょう。

 

・朝は、カーテンを開けて朝陽を浴びる
・朝・昼・晩と必ず三食食べる
・朝は熱いシャワーで交感神経を優位に、夜はぬるめの入浴で副交感神経を優位にする
・夜は、お香やアロマなどを焚いて身体をリラックスさせる
・毎日決まった時間に寝床に入る

 

このほかにも、クーラーを使いすぎず暑いときは汗をかくようにしたり、昼間の活動時間に運動を取り入れたりすることも有効です。

また、ストレスが睡眠障害を引き起こすこともあるので、自分なりのストレス解消法を見つけておくとよいですね。